パテント調査

一日中パテント調査。数が多くて疲れる。

危ないパテント(我々のソフトウェアが侵害してるかもしれない)がけっこうあった。例えば、「VNC系操作権の交代ができるソフトウェアで、操作権を持ったユーザが、一定時間操作しないと、自動的に操作権が返却される」ってだけのパテントがあった。こんな機能はうっかり作ってしまいそうだな。

もう一つ思ったこと。膨大な数のパテントは、それぞれ既存の技術に少しずつ工夫をしている。逆に言えば、ちょっとの工夫でパテントになることがわかる。それを見ていると、「我々のソフトウェアにこんな工夫を入れたらパテントになるんじゃないか?」というアイデアがいくらでも出てくる。

以前、パテント研修の講師が言っていたこと、「ものを作ってからパテントを調べても遅すぎる、パテントありきの開発をしないといけない」ということが実感できる。

それにしても、パテントを見てると、けっこうおもしろい物が見つかり、創造性を刺激される。例えば、httpを通さないファイアウォールで、httpを通すための工夫、というものがあった(smtpでhttpをエミュレートするというものだった)。世の中、httpしか通さないファイアウォールばかりな状況で、そんなのを思いつくとは、一本とられた感じ。

今後、パテントは定期的に調べるようにしようと思う。