ソフトウェア開発の文化

明日から2名ほど開発メンバーが増えるらしい。これまでは、0.5人分くらいしか戦力がなかったので、少しは開発現場らしくできるかな。

チームができるとき、何らかの文化が生まれる。今のチームにもそれはある。しかし、新しいチームになるのをきっかけに、もう一度これを見直してみるのも良いかもしれない。

「ソフトウェア要求」が名著だったので、期待とともに同じ作者の本を読んだ。この本は、少し前に書かれた本のようで、何か懐かしい香りがする。内容はもっともなことが書かれている。ただし、広く浅く説明してある感じなので、この本に書かれた原則を実践する場合は、別途専門書を読む必要があるかも。

少しだけ残念だったのは、人を感動させるものが少し足りないと思ったこと。自然発生的に創られる文化に満足するのではなく、自分たちでそれをコントロールしようとするには覚悟が必要。日々の過大なストレスと妥協への誘惑に耐え、自分たちの成長を常に求める気持ちがなければいけない。そんなきっかけを、読む人皆に与えるような力が欲しかった。名著「ソフトウェア要求」には、そういう力があったのだけれどな。

ソフトウェア開発の持つべき文化 IT Architects' Archive ソフトウェア開発の課題1

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