昼の仕事と勉強期間

STLの本もう一つ。STLの落とし穴についておさらい。

前の本を読んだ結論として、SLTにはあまり深入りせずに、ベクタとハッシュマップにスマートポインタを入れるくらいの使い方に徹しようと思っている。したがってあまりマニアックな知識は必要ないのだが、この著者の書いた本はおもしろいので一気に読んでしまった。

Effective STL―STLを効果的に使いこなす50の鉄則

Effective STL―STLを効果的に使いこなす50の鉄則

  • 作者: スコットメイヤーズ,Scott Meyers,細谷昭
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 単行本
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来週から、仕事で、Linux上で動くサーバの開発をC++で行うことになっている。これまでの勉強期間で、何とかC++の知識を仕入れることはできたかな、と思う。しかしそのために夏休みを潰してしまった。

ハッカーと画家」に書いてあったのだが、夜の創造的な行為は金にならない。ベストなのは、「生計を得るための昼の仕事」を持つことだとあった。

そう割り切っても、せっかくならば「昼の仕事」も有意義にできるようにしたいと思う。そうなると、仕事で、新しい技法を適用するか、新しい分野に取り組むかということになる。しかし、そのためには、勉強で休日や夜の時間をつぶすことになる(かと言って、勉強をしないと悲惨なことになる。新しい技法を適用するのは、上司の指示によるものではなく自己責任で行われるものなので。)

世の中には優秀なソフトウェア技術者ってたくさんいると思う(それこそ、信じられないくらいだ)。それでも、そういう人がなかなかものを作り出せない理由がわかってくるような気がする。