SobalipseとWebアプリケーションの連携

少し前から、WebアプリケーションとSobalipseの連携について考えている。ファイルアップローダーや掲示板などの既存のWebアプリの機能をうまく利用すること、また、Sobalipseを使うユーザー同士のコミュニケーションを活性化させることが目的。

方法としては、MiniSobaがXMLRPCみたいな簡単なプロトコルでWebアプリとお話しできるようにする。さらに、サーバサイドのプログラミングを簡単にするために、JavaPHP用のAPIを用意する。

と、ここまで考えて、改めて現実を直視し、本当にこれに取り組むべきか考えた。Sobalipseと連携するWebアプリケーションを書いてくれる人が自分以外にいるかといったら、おそらく今の時点ではいないだろう。そのような人が出てくるようになるためには、まずは自分が良いサンプルをたくさん作ったり、講演などを行いSobalipseを認知させる必要がある。「みんなそれぞれやりたいことをもっていて忙しい」ということを忘れてはいけない。(仕組みさえ用意すれば、なんとなく流行するような気になってしまうのは、技術者が陥りがちな罠だな。)

そこで、段階的に実現していくことにした。最初は、Webアプリ開発者ではなく、一般ユーザーをターゲットとする。そして、HTMLタグだけでSobalipseの一部の機能を使用できる仕組みを入れる。具体的には、ユーザーの呼び出し(共有空間への参加要求)するためのリンクを使用可能にする。また、ユーザーのonline/offlineを示す画像の<img>タグを使用可能にする。ユーザーは、タグが使用できる掲示板などで、これらの機能を自由に使える。これだったら、僕の負荷も軽い(たくさんのWebアプリサンプルを作る必要がない)し、使う側の憶えることが少ないので、使ってもらえるかもしれない。最初の課題としてはちょうど良いかな。