BBFlashBack SDK

サポートの人と何回かやり取りをして、テストアプリケーションを何とか動かせるようになった。これでやっと本番のアプリケーション開発に進める。

それにしても、サポートの人は根気強く付き合ってくれた。JavaとかSWTとかは、彼らにとっては完全に未知の世界で、想定してる開発環境ではなかったとのことだった。それにも関わらず、ギブアップせずに、根本的なことから一から説明してくれた。例えば、ActiveXコンポーネントの初期化をどのように行っているかということを、例やサンプルプログラムを作って説明してくれた。それを見て、僕は、SWTソースコードを調べて、SWTActiveXコンポーネントの初期化部分を変更することで、動かすことができた。

それにしても、まだお金も払っていない顧客(僕が使っているのは試用版だった)に、そこまでやるのかー。けっこう高価なソフトウェアなので、突然サポートが打ち切られたり、急に値段があがったりといった心配があったのだが、彼らの「顧客の問題を解決するために一緒になって付き合う」という姿勢を見ると、無用な心配だったようだ。

そう言えば、コトラーマーケティングの本に、一回の取引の利益を追い求めるのではなく、顧客と良い関係を築くことがマーケティング戦略的には重要であると書かれていた。もしもお金があったら、僕は彼らに仕事を発注するかもしれない。Windowsソフトウェア開発の技術力は非常に高いように見える。少なくとも、僕が知っている他の画面キャプチャソフトと比べて、圧倒的に品質の良いソフトウェアを開発しているのは確かだ。