RFC
1997年〜2003年までの毎月のRFCについて紹介されている本。雑誌記事をくっつけただけの本に多少とまどったが、中身は個人的には興味深い。
1997年といったら、TCP/IPの基本技術はすでに確立し、世界中にインターネットが普及しつつあった年だ。したがって、RFCも、インターネットの応用技術に関するものがメインになってきている。また、インターネットの脅威についても認識されてきた時期で、セキュリティについての考察がかなり多くなってきている。
今の職場は、毎年言っていることが違うのだが、今年のテーマは、セキュリティだ。当然誰もRFCなんか読んでいないが、一人くらいは、RFCをまじめに勉強している人がいても良いのではないかと思う。
それにしても、おもしろい技術やアイデアがたくさんあるなあ。こういう世の中の動向に、時間があった学生のときに興味を持っていれば、楽しかっただろう。
RFCダイジェスト―標準化の森を歩くための地図とコンパス (UNIX MAGAZINE COLLECTION)
- 作者: 宇夫陽次朗,末永洋樹,小柏伸夫
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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