KnoppixとGmailFSとFUSE

Knoppixの賢いところは、読み込み領域と書き込み領域(例えば、/va/log/以下や/home/以下)を区別していて、後者は、RAMディスクとしてマウントしているところだ。

僕は、Knoppixの書き込み領域を、インターネット上に置く案について見当している。これができたら、ノートPCを持ち歩かなくても、どこでも自分の作業ができることになる。

以前に、Gmailのメール領域を、Linuxファイルシステムとしてマウントするという記事を見たことがある。GmailFSというらしい。どういう仕組みなのか調べてみた。要約すると、Gmailにアクセスして、メール一覧をLinuxのファイル一覧として認識する。そして、Linux上でファイルを作成したり変更したりするたびに、Gmailにメールを送って、Gmail上のメール一覧を変更する、というものだ。

Linuxには、FUSEというカーネルモジュールがあり、それを使えば、簡単に、独自のファイルシステムを作れるみたいだ。GmailFSも数日で作られたらしい。すごいな。これを使えば、NFSみたいなものも独自で作れそうだ。良い事を知った。

ちなみに、Knoppixの書き込み領域を、GmailFSで作るのがありなのかどうかは、検討の余地がある。多分、すごく遅いだろう。普通に、Knoppix上のRAMディスクと定期的にrsyncした方が良いかもしれない。