Strutsインアクション

Sobalipseのリンク機能の一環として、簡単なWebアプリケーションを作りたくなった。以前購入した「Strutsインアクション」を引っ張りだして勉強中。

この本はStrutsの仕組みばかりが長々と書かれているのではなくて、ところどころに、「Webアプリのあるべき姿」、「だからStrutsはこうなっている」というような記述が見られる。良い本だと思った。

それにしてもエディタとしてjEditを推奨しているところに時代を感じる。二年前にこういう本で勉強しなければいけなかったということか。

今考えると、二年前の僕は、「すでに勝敗がついた分野」の勉強・もの作りばかりしていた。立場的に、すぐに利益(換金できる成果)を求められていなかったのがその要因だと思う。周りが高速道路式学習でWebアプリの大量生産体制に入っている中で、のんびりしていたなあと思う。しかし、そういう無駄なことをするのも、今の自分のアイデアや技術の独自性を作るのに役に立っている可能性は否定できない。

だから、他の人が以前の自分と同じような間違いをしていても、きっと強くは止められないだろう。ただそういう人たちに囲まれて仕事をすると、技術者として萎えることは予想される。個々のメンバーのモチベーションを保ちながらチームとしてものを作るというのは、考えれば考えるほど難しい。恐らく、初期の段階で、メンバーの目標を一つの方向に向け、すべての人にやりがいを感じてもらうということに、入念な調整と労力をかける必要があるのだろう。さらに、それは、時代や環境の変化に柔軟に対応できなければならない。

STRUTS・イン・アクション

STRUTS・イン・アクション